恵文社 文芸部

恵文社一乗寺店が提案する、文学同人誌/リトルプレスの即売イベント。 草の根で活動する詩人や作家らによる、自由で風通しの良い作品発表の場です。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「どう生きるか」の兄弟本

「君たちはどう生きるか」 この小説らしからぬ題をもった小説は今からおよそ八十年前、哲学畑出身の図書館員であった吉野源三郎が、主任をあずかる年少者のための読み物叢書の締めくくりとして上梓しました。ちょうど日中戦争の発端となる盧溝橋事件が勃発し…

第6回 恵文社文芸部 開催のお知らせ④

いよいよ明後日18日(日)11:00〜開催の「第6回 恵文社文芸部」。 今回の記事でご紹介するのは、毎回常連でご参加いただいている文芸誌「3分」です。京都在住のレザークラフト作家・大谷敏子さんが編集長をつとめるビジュアル文芸誌「3分」。毎号、特色あるゲ…

第6回 恵文社文芸部 開催のお知らせ③

今週末18日(日)に開催が迫りました「第6回 恵文社 文芸部」。 引き続きご出店者さまをご紹介いたします。 こちらは今回初参加、相沢祐香さんと冨永敦子さんの共作によるリトルプレス『共感覚、例えば果汁。』 出店に際して以下のコメントをいただきました…

海の本屋のはなし 海文堂書店の記憶と記録 (平野義昌 / 苦楽堂)

すっきりした清々しいカバーの白さに目がひかれて手に取ってしまいます。水色のオビとの組み合わせはじつに涼しげで、背の部分に記された「今、本屋の現場で働く仲間たちに」の殺し文句。また、奥付を確認しようと巻末のページをめくってびっくり! 本文・見…