第5回 恵文社文芸部 ご出店者さまご紹介
いよいよ開催まで2週間をきりました。
ここでは当日ご出店の皆さまよりいただいたメッセージをご紹介いたします。
まずは当文芸部常連の小説同人誌monさまより
小説同人誌monは大阪で活動する純文学(ややエンタメ寄り?)の同人雑誌です。今回の恵文社文芸部では最新のVol.6と既刊のvol.4と5を出品致します。書き手は大阪文学学校出身で30代が中心です。第8回神戸エルマール 文学賞受賞および雑誌『文學界』転載経験のある島田奈穂子、第1回星新一賞入選の大梅健太郎の作品も毎号掲載しております。
掲載作品はすべて短編の読み切りなのでお好きなところからお楽しみください。また、毎号ゲスト作家の作品も掲載しております。ゲスト参加に興味のあるかたは気軽にお声かけ下さい。
小説同人誌mon 飯田未和
つぎは初参加となる、たちかわ忠さまより。
『くいしんぼうでいやしんぼう』、それがアイデンティティで生きてきました。こんなわたしでなくてもみなさん、食べ物で思い出すエピソードをお持ちじゃないでしょうか。味覚と嗅覚が記憶に直結する感覚だと脳科学で解き明かされるよりまえから、それを取り入れた物語は書かれています。
何かを口に含んで、記憶を呼び覚ます、そんな話をふたつご用意しました。『ラミー・モーメント』と『ハロー、プラセボ。』どちらもお菓子がキーになっています。とびっきり甘い白いお砂糖には中毒性があるそうです。血糖値が急にあがって元気になるのはシュガーハイというんですね。かなりオソロシイ話です。口のなかに残るあの甘さのような、胃に残る重さのような、だれかの記憶と一緒に思い出してもらいたい話を書きました。食べ物の話でもしに、是非是非ふらりとお立ち寄りください。
たちかわ忠